水俣病:患者の掘り起こし、副環境相「期限後慎め」

毎日新聞 2012年04月09日 東京夕刊

 横光克彦副環境相は8日、水俣病問題で訪れた熊本県津奈木町で、患者団体「水俣病不知火(しらぬい)患者会」(同県水俣市)が進めている患者掘り起こしについて、水俣病被害者救済特別措置法(特措法)申請期限の今年7月末以降は「慎んでもらわなくてはいけない」「他の団体にも迷惑がかかる」と発言した。

 不知火患者会は「7月で救済問題の幕引きを図る国の本音が出た」と反発している。

 既に会員の救済が終了した「水俣病被害者芦北の会」と地元公民館で行った面談で述べた。不知火患者会を名指しして「掘り起こしは期限までなら多くの方に手を挙げていただく機会なのでいいが(期限後は)ちょっと慎んでもらわなきゃいけない」「いつまでもこういうことをやっていては(期限を受け入れた)他の団体にも迷惑がかかる」と述べた。

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