東日本大震災:がれき受け入れ拒否求め、大館市長に市民団体が要望書 /秋田
毎日新聞 2012年04月06日 地方版
大館、鹿角両市の女性らでつくる市民団体「セシウム反対母の会」の畑沢貴美子、菅原あつ子両共同代表らは5日、東日本大震災の災害廃棄物(震災がれき)について、受け入れを前提に手続きを開始すると表明している大館市の小畑元市長に対し、「基本的にがれきを受け入れるべきではない」などとする要望書を提出した。
同市は、がれき受け入れの可能性と方法について検討、最終的に受け入れる方針を示している。
これに対し、畑沢代表らは「がれきには放射性物質が含まれている可能性がある」として「現地で安全に処理すべきだ」などと訴えている。要望書では、放射性物質の汚染と不安に苦しむ被災者支援なども求めている。【田村彦志】