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福島 被災小中学校新入生70%減
4月6日 16時18分

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、去年、元の校舎とは別に移って授業を再開した福島県内の42の公立の小中学校では、原発事故の前に比べて新入生がおよそ70%減っています。

福島県内では去年、原発事故の影響で学校ごと避難し、元の校舎で授業を行うことができなかった公立の小中学校は54校ありました。
このうち平成24年度も休校が続く、双葉町や葛尾村などの12校を除いた42の学校は、別の自治体の学校を間借りするなどして授業を再開しています。
NHKが42の学校や各自治体の教育委員会に、新入生の数を尋ねたところ、富岡町の2つの小学校で新入生がいないなど、全体では合わせて763人と、原発事故前のおととしに比べて、およそ70%減っていました。
各学校によりますと、放射線への不安で避難区域が解除されても、元の学校に戻らないケースや、避難が長期化しているために、家族ごと生活拠点を移すケースも目立っているということです。

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