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楢葉町の小中学校 いわき市で再開
4月6日 12時43分

楢葉町の小中学校 いわき市で再開
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福島県内のほとんどの公立の小中学校で、6日、入学式や始業式が行われ、町の大半が警戒区域に指定されている楢葉町は、震災と原発事故のあと休校していた小中学校を、いわき市の仮の校舎で1年ぶりに再開させました。

楢葉町の2つの小学校と1つの中学校は、震災と原発事故の影響で休校になり、子どもたちは避難先の学校に通ってきました。
しかし、学校の再開を望む声が強かったことから、楢葉町は、避難している住民が多いいわき市でビルを借りて仮校舎で授業を再開することにしました。
6日朝は、仮設住宅などを回るスクールバスなどで登校した小学生53人と中学生20人が出席して合同の開校式が行われ、楢葉町の高橋尚子教育長が「楢葉の子どもであることを誇りに思い、力強く歩み出して下さい」と開校を宣言しました。
また、児童・生徒を代表し楢葉中学校の3年生、本田雄大さんが「感謝の気持ちを忘れず、何事にも挑戦していきたい」と決意を述べました。
このあと小学校と中学校に分かれて入学式が行われ、小学校の式では、6年生が10人の新1年生に「早く慣れて楽しく元気に生活できるよう応援します」と歓迎のことばをかけました。
教室では、真新しい教科書が配られ、子どもたちの元気な声が響いていました。
5年生の男の子は「久しぶりに友達に会えてうれしかった。別の学校の新しい友達とも一緒に頑張っていきたい」と話していました。

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