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福島・楢葉町にがれき仮置き場整備へ4月8日 13時42分
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東京電力福島第一原発の事故で警戒区域に指定された地域は、震災の津波によるがれきがほとんど手つかずのまま残されていますが、国は、こうしたがれきを一時的に保管し、分別する仮置き場を、警戒区域の中では初めて楢葉町の2か所に設けることになりました。
原発事故で警戒区域に指定された福島県の沿岸部の市町村では、震災の津波によるがれきの処理がほとんど進まず、地区に積み上げられたままになっています。
このため国は、警戒区域の中でがれきを一時的に保管し、分別する仮置き場を設置することにしています。
これについて、楢葉町などによりますと、町の沿岸部の2か所合わせておよそ2.5ヘクタールに国が仮置き場を設置することになったということです。
仮置き場では沿岸部の125世帯から出た少なくとも1万5000トンのがれきを受け入れます。
集められたがれきのうち、▽放射性セシウムの濃度が1キロ当たり10万ベクレルを超えたものは、国が双葉郡の3町に設置を要請している中間貯蔵施設に運び、▽10万ベクレル以下のがれきは、管理型の施設などで処理する計画です。
警戒区域の中で、がれきの仮置き場の設置が決まったのは初めてで、国は、来月にも仮置き場の整備に入り、夏ごろからの運用開始を目指しています。
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