教職員処分規定:橋下大阪市長「職務命令無視、許さない」

毎日新聞 2012年02月08日 22時54分(最終更新 02月08日 23時12分)

第5回大阪府市統合本部会議終了後、記者の質問に答える橋下徹・大阪市長=大阪市住之江区の大阪府咲洲庁舎で2012年2月8日午後5時58分、竹内紀臣撮影
第5回大阪府市統合本部会議終了後、記者の質問に答える橋下徹・大阪市長=大阪市住之江区の大阪府咲洲庁舎で2012年2月8日午後5時58分、竹内紀臣撮影

 全国的に論議を巻き起こしてきた大阪の教育基本条例案。府教育委員らの反対で一部修正されたものの大筋で「大阪維新の会」の原案に近い内容となった。「教育目標は首長が決定」のほか、君が代起立斉唱を想定し、「同一の職務命令に3回違反すれば分限免職」とする規定など、成立すれば教育現場に大きな影響を与えそうだ。【田中博子、遠藤拓、柳澤一男、木村健二】

 君が代斉唱を巡って府内では従来、事前に起立しない意思を示した教員にだけ校長が職務命令を出し、府教委が懲戒処分(戒告)をしてきた。今年度の入学式で処分されたのは2人だけ。だが実際には27校38人が起立していなかった。府教委が処分を徹底しなかったのには「思想良心の自由にかかわる」という意識がある。

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