東証:9000円台回復 欧米より出遅れ感

毎日新聞 2012年02月08日 20時08分(最終更新 02月08日 20時32分)

 8日の東京株式市場は、前日の米株高などを受けて日経平均株価は反発し、終値は前日比98円07銭高の9015円59銭となり、昨年10月28日(9050円47銭)以来、約3カ月ぶりに終値で9000円台を回復した。日本株は米景気の回復期待や世界的な金融緩和の流れなどを背景に上昇基調にあるが、世界の株価と比べると出遅れが目立つ。歴史的な円高水準や先行き不透明な欧州情勢など課題は多く、一段の上昇には慎重な見方も強い。【浜中慎哉、岩崎誠】

 日経平均が3カ月ぶりに9000円台に回復したのは、米国の景気回復期待が1月の雇用統計など改善を示す経済指標で高まり、投資家心理が改善した影響が大きい。

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