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【激動!橋下維新】“ちぐはぐ運転”?大阪市「赤バス」3・8億円更新
赤バスの廃止方針は、そもそも22年度末から車両の更新時期を迎え、約16億円の新規投資が必要になることから浮上した。市バス事業会計そのものが、22年度決算で過去最高の604億円もの累積赤字を抱えており、昨年末に就任した橋下徹市長もバス事業自体の「リセット」を掲げ、路線の抜本的見直しを進めるとともに、一般会計から毎年約10億円を投じてきた赤バスへの補助金を凍結した。
4億円近くかけた車両更新は、そうした状況下で“断行”されており、行財政改革を取り仕切る市改革プロジェクトチームの幹部は「決して安い金額ではない。本当に買い替えの必要性があったのか、検証が必要だ」と話している。
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【用語解説】大阪市交通局の「赤バス」 高齢者支援などを目的に平成14年、運行が始まったコミュニティーバス。通常の市バスより小型の車両を使い、比較的狭い道路でも乗り入れられるきめ細かい運行ルートと、100円均一という低料金を売りにしたが、結果的に既存の一般バスと路線が重複したことから、利用が低迷。22年度決算では17億円超の営業赤字を計上した。
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