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できごと
【激動!橋下維新】“ちぐはぐ運転”?大阪市「赤バス」3・8億円更新
大阪市交通局が廃止を検討しているコミュニティーバス(通称「赤バス」)に来月、3億8千万円をかけた新型車両20台が導入される。交通局は「車両の老朽化が進み、安全上やむを得ない」としているが、赤バスは利用の低迷を受けて平松邦夫前市長時代に廃止方針が浮上し、今年6月にも正式に存廃が決まる見通しで、“見切り発車”ともいえるちぐはぐな車両更新に、市の内部からも「市民の理解を得られるのか」と疑問の声が上がっている。
前市長最後の予算に…選挙直前9月に契約
赤バスは、高齢者の外出支援などを目的として10年前に運行が始まったが、利用が伸びず、現在ある29路線のうち、交通局が存続のめどとする利用実績「走行1キロあたり乗客2・2人」をクリアしているのは、平成23年10月実績で4路線(14%)だけだ。
交通局は21年6月、いったん22年度末での全面廃止を決定。その後、一部利用者の反発を受けて廃止時期を23年度末に延期し、一定の利用実績がある路線のみを例外的に継続することにした。だが、一方で交通局は、平松前市長時代の23年度当初予算で、市バス事業会計に、赤バスの新型車両として日野自動車製バス(1台1900万円)20台分の購入費を計上。23年9月に契約を交わしていた。
新型車両は現在運行している83台よりやや大型で、外観も「今後、赤バスの存廃が不透明」(担当者)であることを理由に、従来のように赤一色とはせず、アイボリーの車体中央に赤のラインをあしらっている。
毎年10億円の補助
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