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AKB、桜ソングでワシントン満開

サンケイスポーツ 3月29日(木)7時51分配信

 【米ワシントン27日】春の恒例行事「全米桜祭り」に参加するため訪米中の人気アイドル集団、AKB48が同市内のリンカーンシアターで記念公演を行った。桜寄贈100周年記念の日本代表として米首都に初上陸し、「桜の花びらたち」「桜の木になろう」の“桜ソング”など12曲を熱唱。華麗なパフォーマンスと存在感でステージに満開の花を咲かせ、昼夜計約2000人の現地ファンの心を鷲づかみにした。

 色とりどりのペンライトが幻想的に揺れ動くアンコール。高城亜樹(20)が「We love Washington!!(私たちはワシントンが好き)」と叫び、梅田彩佳(23)が「Are you having fun!?(楽しんでる!?)」と呼びかけると、会場は地鳴りのような大歓声で沸いた。

 公演はワシントンの春の恒例行事「全米桜祭り」の一環。AKB48は日本のポップカルチャーの担い手として主催者に招待され、研究生を含む16人が参加した。

 米国は2009年9月にニューヨークで行った初の海外単独公演、10年7月にロサンゼルスで行われたイベントへの参加以来3回目。過去2回の公演では空席が出るなど課題が残る公演だったが、今回は電撃卒業発表したエース、前田敦子(20)が不在にもかかわらず、約2000席用意された無料チケットはすぐになくなり、地元紙ワシントン・ポスト(電子版)も「AKB48旋風がワシントンD・C・で吹く」との見出しで大きく報道。高橋みなみ(20)は「ちょっと成長できたと思う」と手応えを感じた様子だ。

 “首都攻略戦”は攻めまくった。東日本大震災の復興応援ソング「風は吹いている」や大ヒット曲「ヘビーローテーション」「フライングゲット」はもちろん、劇場用ユニット曲「ハート型ウイルス」など12曲を熱唱。どの曲も日本語の大合唱で沸き返り、震災支援への感謝を伝えた場面では「頑張って!」と客席から声援や「東京ドーム、おめでとう」との祝福の声が飛び交った。

 最後はインディーズデビュー曲「桜の花びらたち」を熱唱。高橋は「メンバー同士、もっと絆を強めて、人数がいるからこそできることがある。いろいろありますが、出会いはすてきなこと。もっとお互いを信頼しあっていければ」と決意も新た。暖冬の影響でポトマック川沿いの桜は葉桜となったが“AKB桜”の満開はまだまだ続く。

★国会議事堂前で ハイ・ポーズ!

 公演前には市内を観光。ホワイトハウスやキャピトル・ヒル(国会議事堂)、リンカーン記念館のほか、ショッピングモールで買い物を楽しみ、宮澤佐江(21)は「楽しかった」と笑顔をみせ「日本だけでなく世界中の皆さんに会いに行きたい」と抱負も。公演の合間には劇場隣のバラク・オバマ大統領(50)も訪れたチリショップ「ベンズ・チリ・ボウル」で名物チリドッグを堪能した。

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最終更新:3月29日(木)7時51分

サンケイスポーツ

 

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