このブログは既に更新停止となっております。
しかし、本エントリーに関して、誤解を生む諸問題が発生しているため、臨時に更新いたします。
と言っても、更新停止宣言後に更新するのはこれで二回目なんですが。
前回の更新はこちら↓
素早い対応のサントリー製品を応援しよう
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/21132488.html
前回は、某政治家に関するデマコピペが拡散したので、それを阻止すべく仕方なく更新しました。
で、今回は、今話題のねぶた問題です。
何で更新しようと思ったかというと、こちら↓のサイトで私のブログが言及されていたからです。
「韓国が青森ねぶた祭りの起源を主張」はエイプリルフールネタ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133345208012998701
このブログは停止済みなので更新はやりたくないのですが、アホな韓国人とクズな左翼を勢いづかせることになるし、右のアホも暴走させたくないので、事実を正確に記そうと考えました。
で、上記まとめに関してなんですが、半分正しいですが、半分間違っています。
「燃燈祝祭サイドが現在【公式に】青森ねぶたの起源を主張しているか否か」と言えば、NOです。
従って、「韓国のユネスコ申請について、韓国側が【公式に】ねぶた起源を主張しているから却下してくれ」と騒ぐのは冷静になったほうがいいでしょう。
しかし、「韓国人はねぶた起源を全く主張していなかったし、今後もその心配がなく、完全なネトウヨの杞憂に過ぎない」かというと、これも否定しなければなりません。
「そんなの言いがかりじゃん」と言いたくなる気持ちもわかります。
先程言及したように、近年のネトウヨ層は規模が拡大するに伴ってリテラシーの低い人達が多くなり、間違ったコピペに釣られる人が多くなりました。
その間違ったコピペの暴走を止めるために、更新停止をした私のブログも前回更新するハメになり、また更新することになってしまったのです。
そこへ、ネトウヨ嫌いの人達が、低質化したネトウヨの暴走を笑う隙が出てきました。
まあ、これ自体は正当な批判でしょう。
しかし、韓国側の数えきれない日本文化起源捏造主張には沈黙しておきながら、それらの実例があることから「今回も事実なんじゃねーか?」と早合点してしまったネトウヨだけを叩くのはフェアじゃないでしょう。
そもそも、上の検証サイトを作成した人達、はてブやツイッターで溜飲を下げてる人達は、「和紙のルーツは韓国」事件や、フランスで行われているKorea Connecitonにおける剣道や忍者の起源主張問題について、どういうスタンスを取ったのか、スルーしたのか、キチンと批判をしたのか、是非教えて欲しいですね。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B3-r0ObNIGI_Njg0NmZlNjgtZDFhOC00NDRjLThkZDctMDYwNzEyOTY0NmI5&hl=fr
もうすぐ開催されるKoreaConneciton2012でも、起源捏造をやらかしてますよ。
http://festival.koreanconnection.org/
偽剣道
http://festival.koreanconnection.org/exposants/arts-martiaux/haidong-gumdo/
偽忍術(韓国人が伊賀・甲賀に移り住み、忍術を教えたと主張している)
http://festival.koreanconnection.org/exposants/arts-martiaux/ninjutsu/
「韓国の捏造はいい捏造」「日本人の早合点は悪い早合点」じゃあ説得力ないでしょう。
そもそも、韓国の起源主張は多岐にわたり、しかもそれが草の根レベルで実行されます。
モグラ叩き状態で日本人が混乱してるところに、たまたま根拠の薄い起源捏造問題に引っかかったからといって、「韓国人は悪くない、日本人は悪い」と、あなた達が責めることが出来るのか。
韓国側の捏造をキチンと叩いていた人達だけが、今回の件についても「しかし、日本のネトウヨもソースの検証しなさ過ぎだろ」と批判する資格があります。
そういう意味では、韓国の数ある捏造起源主張の暴走をスルーしてる反ネトウヨ勢力にも大いに責任があると考えます。
まるで、「以前から防犯ビデオで確認していた万引き常習犯の犯行現場を捕まえたら、今回たまたま万引きをしていなくて、『なんじゃわれ!証拠を出さんかい!』と切れている」感じですかね。
もちろん、犯罪を立証する側は現行犯で捕まえなくてはならないので、「間違って捕まえた店員」が責められるのは仕方有りません。
しかし、「万引きを知りながら放置し、注意もして来なかった友人・家族」が、ここぞとばかり叩く資格はないでしょう。
お前らは今まで何で沈黙を続けていたのかと。
上記コリアコネクションにおける堂々たる「文化起源捏造という万引き」について、「友人・家族」として、キチンと批判してみなさい。
話がそれましたが、上記コリアコネクションは、ねぶた問題とは切り離して、きちんと日本外務省が抗議声明を出して現地フランス人に警戒を呼びかけたり、中止させたりするべきでしょう。
なお、4月21日22日に開催される本年度のコリアコネクション問題は、以下にまとまっています。
フランスで開催される韓国文化イベントがヤバイwwwwwwww|VIPPER速報
http://vippers.jp/archives/6081318.html
で、問題となった私のブログ記事について、覚えてることを書いておこうと思います。
検証サイトの指摘は「エイプリルフールネタ」と断定してありますが、エイプリールを想定していたのかどうかは正直よく覚えていません。
まあ、私の性格から言ってその可能性もあったかもしれません。
ただ、想定したサイトがあることは覚えています。
当時人気だった「大空のサウラビ」という笑韓ブログです。
古参のコリアウォッチャーなら常連だった人も多いはずです。
ここは、現在多く存在する攻撃的なネトウヨブログではなく、「典型的愛国韓国人」をシミュレートするという非常に優秀なネタサイトでした。
現在のブログで言うなら、「あごひげ海賊団」がかなり似た雰囲気です。
あれの、韓国ネタ特化バージョンみたいなものですかね。
んで、「大空のサウラビ」は日韓交流翻訳掲示板の誤訳や特有の言い回しをあえて多用して、あたかも本物の韓国人が機械翻訳を通してアホな主張をするという雰囲気を醸し出していたのです。
このブログは何度も削除を繰り返され、「これで切除は何度目だろうか・・・」「切除の果てに悔いなし」とサブタイトルが変わって行きました。
(「切除」は日本語としては不自然ですが、機械翻訳を通した削除=切除という言い回しをあえて利用したのでしょう)
「大空のサウラビ」は、中央日報等の韓国メディアからのアホ記事を紹介したり、「いかにも韓国人がやりそうなネタ」を記事にすることもありました。
で、問題の私のブログ記事は、「大空のサウラビ」を想定して「いかにも韓国人がやらかしそうなパクリ」をネタ記事として書いたのですね。
そんで、その下に公式HPのリンクを貼って「公式HPで確認してね」と誘導したわけです。
あと、「恐らくコメント欄で、冷静な奴が突っ込むだろう」という期待もありましたね。
さて、ここまで読んで「じゃあやっぱり捏造なんじゃん!騙された!」という方。
結論はまだ早い。
そうではないんです。
まず、「韓国側がねぶたの起源は韓国と主張していたかどうか」についてですが、「公式にはまだしてないと思われる」が「個人単位では結構やらかしてた」が事実です。
↓ここに当時の掲示板の発言が残っています。
(緊急復刻)韓国による青森ねぶたの起源捏造問題まとめページ :
http://mataka.web.fc2.com/index.html
上記サイトは非常に冷静で良いですね。
「多数の韓国による起源捏造に沈黙しておきながら、今回だけ騒ぐバカ」とは違い、「韓国の起源捏造は大問題だが、今回はちょっと怪しいので落ち着くべき」という態度は、日本人側が心がけるべきでしょう。
また、個人サイトの「燃燈祝祭紹介HP」でも、ねぶたの起源主張が結構行われていました。
その度に日本側から突っ込みが入って消火されてたんですけどね
2002年辺りだと、「日韓翻訳チャットnetomo」というものがあって、そこが主戦場だった記憶があります。
ただ、これだと「サンプルが少ないな」と「個人レベルのお話でしょ?」で終わっちゃいます。
普通ならそうなんですよ。普通なら。
でも、韓国なんです。
ちょっと迂回した話をします。
今回の騒動を機に、自分のサイトを色々見返してみました。
今見ると、「ああ、これ間違ってるな。検証不足だな」という記事も結構あります。
が、その辺りは又の機会にします。
今回のねぶた問題を機会に、「韓国の起源主張」というカテゴリーを読み返してみました。
今でも驚愕するネタが結構詰まってます。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/cat_1022853.html
その中から、こんな記事が目につきました。
「どんぶりの起源は朝鮮語のタンバル」 「日本に豆腐を伝えたのは朝鮮人」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50697533.html
短歌の起源は韓国の「ヒャンガ」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50217985.html
「カタカナ・ひらがな」は朝鮮起源 カッタ・カンナ → カタカナ
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/22736712.html
この辺りは、私自身も完全に忘れていましたが、今さっき爆笑した所です。
「昔買ったマンガを引っ張り出して読み返したら、ストーリーを完全に忘れてて面白かった」みたいな感覚ですね。
しかし、いずれもソースが消えてしまっています。
ブログに記事を引っ張ってきているので、何とか「そういう記事があったのは事実ではないか」と合理的に推測できますが、私のブログにコピペされてなかったら「そんなアホな主張するわけ無いじゃん」と一笑に付されていたことでしょう。
その点、朝鮮新報のアホ記事は割りとソースが残ってるので、良心的と言えます。
「ハッケヨイノコッタ」は朝鮮語 (朝鮮新報)
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50615353.html
で、これらの起源主張については、「初めて聞いた」という人ばかりでしょう。
私だって忘れていた程ですから。
「でも、日本人だってそういう主張をする人はいるじゃん。どこにでもおかしな人はいるよ」という反論をしたい人もいると思います。
確かに、源義経チンギスハーン説とか、キリスト日本人説とかあります。
でも、そんな主張は日本人の間に広く信じられていませんよね?
これに対しては、「ひらがな朝鮮起源説とか、ねぶた韓国起源説だって信じられてないから同じでしょ」という反論が当然期待されます。
これも確かにその通り。その通りなんです。その通りなんですが。
日韓の決定的な違いがあるんです。
それは、「数多くの起源捏造の中から、批判をすり抜けて暴走し、既成事実化に突っ走る事項が出現する」という点なのです
その典型例が、先に紹介した剣道韓国起源説や、忍者韓国起源説です。
最近では、韓国茶道なんかもそうですね。
これらは全く根拠がありません。
日本側から度々批判されているにもかかわらず、フランス・北米その他の外国で既成事実化を図ろうとしています。
日本がストップを欠けているのに、全く速度が落ちずに暴走しています。
一方で、その中間というのもあります。
「ある程度暴走したのだが、途中で失速した」というものです。
この例として、サムライ=サウラビ(サウルアビ)説が上げられます。
最近コリアウォッチャーになった方はご存じないかもしれませんが、以前はこの主張が結構有力に展開されていたのです。
剣道韓国起源説の有力な根拠の一つでもありました。
韓国マスコミでも堂々と唱えられていた時期があります。
いつの間にか下火になりましたが。
で、それより少し落ちて「エンジンをふかしてる状態」なのが、少し前に騒ぎになった「和紙の起源は韓国」というやつですね。
叩かれて引っ込みましたけど。
こういう風にですね、「全く信じられてない起源捏造」から「かなり既成事実化されちゃっている起源捏造」まで色々なレベルがあるのです。
図示するとこんな感じです。
↑既成事実化 ■
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↓無名 ■■■■■■■■■■■■■
一番上がテコンドー、その次が剣道、三番目が韓国茶道、四番目が韓紙って感じですかね。
一番下は種類が沢山ありますが、まだ無名なのでさほど問題有りません。
「折り紙の起源は韓国」なんかが最下段に該当するでしょう
一番上は、厳選されて種類は少ないですが、既成事実化がドンドン進んでいます。非常に危険です。
で、今回問題の「燃燈会の起源はねぶた」については、「個人レベルで主張されていたが公式には控えている」ということで、上から六番目くらいでしょうか。
底辺は一般個人レベルの主張なんですが、真ん中辺りから組織化され、上位に進むと学者が絡んできてメディアの報道も盛んになり、最上位で韓国政府が後押しすることになります。
ランクが上がれば上がるほど、やっかいになります。
一方で、日本の場合を図示すると、以下のような感じになります。
↑既成事実化 □
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□□□□□
□□□□□□□
□□■□□□□□□
□■□□□□■□■□□
↓無名 ■■■■■■■■■■■■■
確かに、源義経チンギスハーン説とかキリスト日本人説はありますが、信じる人はまずいません。
多くはピラミッドの底辺レベルです。
偶然上の段階に上がったものでも、知名度が上がると共に批判も増えるので自然消滅します。
疑問が提示されて有効な反論が出来なければ、誰にも信じてもらえないので、既成事実化されません。
仮にテレビで放映したとしても、「嘘つけ」と苦情が殺到したり、ネットで叩かれまくるでしょう。
自浄作用が働き、ピラミッドのトップに行く心配がないのですね。
この点、韓国社会においては、「そんなのあったっけ?」と思っても、とりわけ日本ネタであれば黙認され国家レベルで既成事実化に突っ走るものが出てくるのです。
文化ネタとは異なりますが、慰安婦問題なんかが典型例ですよね
「二〇万人も誘拐された」というならその当時や日韓国交正常化の時に騒ぎになっているはずなんですが、何十年も話題にならずに、突如として九〇年代に騒ぎになる。
韓国人が「そんなのあった?」と思っていても、誰も異を唱えられないわけです。
で、政府としても振り上げた拳は下ろせない。
嘘を貫き通すしか無いわけですね。
こうやって見ると、日韓の違いと問題点がよくわかります。
底辺部分だけ比較しても全く意味がないのです。
「日本にも韓国にもおかしい人はいる」で終わる話ではないのです。
従って、「ねぶた起源説なんて、公式には主張してないじゃん。問題ないでしょ」と言われても、日本人の杞憂は無くなりません。
幾つか既成事実化されてしまった事項がある以上は、「放っておいても大丈夫」とは言えないのです。
仮に、韓国の現状が二番目の図(日本の場合)のような状況なのであれば、「一部の頭のおかしい韓国人が主張しているだけ」という主張も当然だと思います。
日本の義経=チンギスハーン説が放置状態なのと同じですね。
というわけで、「サンプルが少ないじゃん」「個人レベルのお話じゃん」という点について、「それで済む話じゃないよ」ということを考えてみました。
でも、まだすっきりしません。
やっぱり、「韓国側がねぶたの起源を主張している」と批判するには弱いです。
ここで、「日本のねぶた関係者が韓国にねぶた作成の技術を教え、それがパクられた」という、今回広まった説について考えてみます。
これに関しては、私はわかりません。
教えたのかもしれない。
教えてないのかもしれない。
もしかしたら、サムスンが日本人技術者を取り込むように、個人レベルで教えちゃったのかもしれません。
でも、現時点ではこれについて立証できる十分なものはありません。
しかし、実は別のものを盗み出しています。
和紙です。
韓国側は和紙の製作技術・歴史・起源を盗み出しているのです。
これを「韓紙」と称して大々的にアピールし始めているのは、みなさんもよく御存知の通り。
つい先日は、とうとう日本でもやらかして、ネットで大問題になりましたよね↓
画像:東急百貨店たまプラーザ店の広告に掲載された「和紙のルーツである韓紙」。
「韓国側が日本の和紙技術を盗んでいる」という主張の根拠は、例えばこれです。
>わずかに残った工房は『韓紙』という名称を引き継ぎながらも、実際には植民地時代に導入された日本的抄紙方で漉いているというのが現状である
「植民地期における韓紙の変容」 朴英狷 (名古屋大学)
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/bugai/kokugen/tagen/tagenbunka/vol4/pak4.pdf (PDF注意)
これ以外にも、「韓紙は実は和紙と変わらない」ってのは、割りと知ってる人は知ってるみたいですね。
以前から個人の韓国人レベルでなされていた「和紙の起源は韓国」という主張についても、「和紙のパクリじゃん」という突っ込みは度々見られていました。
和紙の職人さん、製紙会社の技術者が出てくれば、割りと簡単に韓紙=和紙が立証できるのではないでしょうか。
韓紙というものは確かに存在したらしいのですが、それは現在の韓紙とは全く異なるもののようです。
それは、上記論文を読んで確認してください。
しかし、韓国側は、このような事実をまず暴露しません。
日本の和紙技術が導入された経緯を隠して、和紙と違いのなくなった韓紙を「我が国伝統の工法と材料で作られた韓紙です」とアピールするのです。
ちょっと話がそれますが、今回こんなのを見つけました。
>「韓紙」の産地として知られる原州市と美濃市は、2007年から交流を始め、原州韓紙文化祭のあかりアート作品展示、
>美濃和紙の里会館及び美濃和紙あかりアート館で韓国韓紙工芸作品展を展示するなど、相互間での交流を実施。
>平成22年に原州市長が美濃市を訪問し、「韓紙と和紙」友好交流協定を締結(H22.10)
国際交流戦略に基づく分野別及び国・地域別交流の進め方
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/kokusai-koryu/index.data/2012kakuron.pdf (PDF)
これ、「現在の和紙化してしまった韓紙」を元に交流しているのか。
そうだとしたら、美濃市側の認識はどうなっているのか。
非常に気になる所です。
労力のある方、地元の方は、チェックしてみてください。
で、話を戻します。
実はですね、「韓国がねぶたの製作技術を奪った!」というのは、この「和紙化した韓紙で灯篭を作って、これを燃燈会でアピールしてやがる!」が伝言ゲーム状態になったものなのです。
2ちゃんねるでは「山車の製作技術をねぶた関係者が伝えた」とか言われています。
確かにそれはあるかもしれません。
また、韓国側が見様見真似で日本ねぶたの山車をパクったのかもしれません。
しかし、2005年前後に騒ぎになったのは、「韓国が和紙をパクって灯篭を作ってアピールし始めてる!」というものなんです。
現在の韓紙が和紙化してしまっていることについては、先に述べた通りです。
また、以前から、個人レベルで掲示板やHP等で「和紙の起源は韓国」と主張されていたことについても、既に述べました。
これが、日本のコリアウォチャーの間で密かに話題になっていたところに、2005年に愛地球博が開催されます。
そこでは、韓紙で作成されたというねぶたっぽいものが展示されることになります。
以下、公式サイトの文章より。
> ・愛地球博韓国館の公式紹介
> 韓紙で作られ、実際に使用できる急須や茶わん、韓紙を細かく刻んで幾度もはり重ねて作られた人形、韓紙の切り絵で装飾された箱など、高度な技術を必要とする作品が会場に多数展示され、訪れた人の興味を引いていました。
http://www.expo2005.or.jp/jp/E0/E1/head/0527_002.html
> 展示は、まず韓紙造形の「虎」。
> 白は光、韓紙、白色美白。6×6メートルの伝統桟の窓戸パターン韓紙ボックスが高さ7メートルまで浮き、数十種類の韓国の野生画の圧花が、ボックスの光を受けて白色美白を演出。
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.10/C3.10.10/index.html
当時、愛地球博の韓国館に行った人の「なんかねぶたっぽいものがあった」という報告は、検索すれば結構見つかります。
また、「韓紙」を盛んにアピールしていたことについても、当時の報告が見つかります。
で、燃燈祝祭の運営者側が「韓紙で作成している」ということをアピールしていたかどうかなんですが、これは公式サイトが残ってないので立証できません。
しかし、私の記憶によれば「ねぶた起源」は主張していなかったものの、「韓紙で作成した」という点についてはアピールしていたはずです。
現在でも、韓国の観光関係のHPでは、「韓紙」をアピールしているものがかなり見られます。
例えばこれ↓
>1.伝統灯の展覧会
>光と韓紙と丹青が1つになり話のある伝統灯の展覧会。
http://www.mynameiskorea.jp/korea_sight/sight_view.asp?idx=365
他にも燃燈会関係のHPでは「韓紙」をアピールしているものが見つかります。
見つけたら魚拓をとっておくことをお勧めします。
というわけで、今回の問題の全体像が見えてきたのではないでしょうか。
つまり、「和紙で作成したねぶた」に酷似したものとして「韓紙で作成した韓国燃燈会の灯篭」があり、両者が「和紙の起源は韓紙」でつながっているのです。
そこで私は、個人レベルでなされていた「ねぶたの起源は韓国」説が、「そろそろ公式になされるのではないか」という予測と期待をこめて、「もっともらしいネタ」としてブログ記事を書いたのです。
そして、この「ネタ」は、私個人の主張ではなく、当時のコリアウォッチャーの間で、「韓国人は和紙の起源は韓紙と主張し始めている。そして、和紙をパクった韓紙で燃燈会アピールをやらかしてる。次は、ねぶたの起源主張が来るぞ」と共有されていたものなのです。
長くなりましたので、要点をまとめてみます。
・韓国側が「ねぶたの起源は韓国」と「公式」に主張してるかどうかは確認できない
・ねぶた関係者が、ねぶたの製作技術を韓国側に伝授したかどうかは確認できない
・韓国側は和紙の製作技術をパクり、現在の韓紙は和紙と違いがなくなっている
・燃燈会の灯篭は、この「韓紙」で作成されたことを盛んにアピールしてきた
・しかも、逆に「和紙の起源は韓紙」をアピールし始めてきている
・「ねぶた関係者が韓国側にねぶたの製作技術を伝えた」説は、「和紙の製作法を韓国に教えたら、それを韓国側が『我が国の伝統技術の韓紙』として燃燈会でアピールしている」という批判が伝言ゲーム状態になったもの
・私のブログにおける記述は、そうした流れを受けて「そろそろねぶた本体の起源を主張してくるぜ」という期待を込めて、「もっともらしいネタ」として考えだしたもの
以上のことから、今後の対応と問題点についてもまとめてみます
・「韓国が【公式に】ねぶたの起源を主張している!」と騒ぐのは、現時点では根拠に乏しいので致命傷となりうるので自制すべき
・但し、今後、韓国がねぶたの起源を主張する可能性に関しては、多くの前科から十分に留意する必要がある
・韓紙と折り紙の起源主張についても、十分留意する必要がある
・韓国燃燈会の「伝統技術の韓紙を用いて作成された灯篭」という点についてはキチンと突っ込むべし
・和紙が関係する以上は、「仮に新羅から継承された祭りであるという主張がデマだとしても、日本には関係がないこと」という反論は意味を成さない
・現在の韓紙が和紙のパクリである点を指摘すれば、現在の「ねぶた化した韓国燃燈会」が新羅時代から続いてきたという主張は嘘であると証明できる
・「韓紙は和紙のパクリ」という事実をはっきりさせる
・これを機会に、日本の和紙職人や関係団体・自治体における韓紙団体との交流を検証してみる
・来る4月21・22日に開催される「Korean Connection」における「エセ剣道」「忍術の起源は韓国」「マンファ」「韓国茶道」に関して、日本外務省から抗議して中止させること
(これは確実なソースがあるので、政治家にも要請する十分な根拠があります)
http://festival.koreanconnection.org/
・韓国の日本文化のパクリ問題は多岐に渡るので、今回のような「伝言ゲーム」は仕方ない面もあるが、よく検証しないと韓国人・左翼に付け入る隙を与えることになる
・大きく話題になった「和紙のルーツたる韓紙」「コリアンコネクションにおける文化起源捏造問題」に沈黙してる韓国人・左翼が、「ネトウヨのエイプリルフール!」と歓喜する資格はない。死ねよクズ。
以上です。
2012/04/08 mumur