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警官、元組長を使い部下の女性警官いやがらせ

読売新聞 4月6日(金)23時53分配信

 知人の元暴力団組長に頼んで女性警察官の車に薬剤をかけ塗装を剥がすなどしたとして、岡山県警は6日、県警通信指令課の警部補・小寺誠一容疑者(52)(岡山県浅口市鴨方町小坂西)を住居侵入と器物損壊の容疑で緊急逮捕し、共犯として元組長で無職の笠原忠行被告(52)(同県倉敷市大畠、銃刀法違反などで起訴)を両容疑で逮捕した。

 発表によると、小寺容疑者は笠原被告らと共謀し、笠原被告の知人の男に指示して2009年10月9日から12日頃までの間の深夜、岡山市内の女性警察官(36)宅の駐車場で、軽乗用車に剥離剤や消火器の消火剤をかけさせた疑い。

 県警は、外部からの情報で、4日から小寺容疑者を取り調べ、6日になって容疑を認めた。女性警察官は当時、小寺容疑者の部下。小寺容疑者は「女性警察官の日頃の言動に腹を立てていることを笠原被告に漏らすと、『それなら、やってやればいい』と言われた」、笠原被告は「若い衆にやらせた」と供述しているという。

 小寺容疑者は、児島署刑事課に在籍していた1984年から3年間、暴力団の捜査を担当していた。

 原信造・県警本部長は「警察官によるこのような犯罪は極めて遺憾であり、県民の皆様に深くおわび申し上げます」とするコメントを出した。

最終更新:4月6日(金)23時53分

読売新聞

 

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