2011年11月15日

ちっこい仮設ローラー作戦

先の投稿でご紹介たモデルチームは、山源水産のお手伝いとは別班12,3名、ジュンコちゃんとお友達4名合計17,8名で「ちっこい仮設ローラー作戦」に取り組んでいただきました。

モデルチームリーダーの岡田章吾君のブログ
http://ameblo.jp/shogo-jungle/

仮設住宅を取り巻く課題はいくつかありますがその中で私たちは次の2つに注目しました。

1.仮設格差

大規模仮設では、集会所などで集客が簡単で様々な支援や催しが行われているにもかかわらず、10戸に満たないような小さな仮設では、ほとんど支援の手が差し伸べられていない。

2.周辺住民とのコミュニケーション不足

仮設住宅を受け入れた元々住んでいらっしゃった地域の住民の方々と様々な面でコミュニケーションが不足しており誤解や不安を生んでいる場合がある。大規模になればなるほどその傾向は強い。

私たちの作戦は、小さい仮設住宅及びその周辺にお住まいのお宅を丁寧にローラー調査を行い、仮設内にいらっしゃる方と地域の方と一緒に車を使っていただくことで、交流を持つきっかけを作っていただく。その地域の方々と関係づくりのできている小さな仮設住宅でまずその形をつくり、大きな仮設住宅へその形を転用していくという感じです。

朝のミーティングの様子です。
美男美女に囲まれドキドキしました。

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3チームに分かれチームリーダーを中心に作戦会議

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打合せの後現場に入り、実際に訪問した上で、最終の打ち合わせと調整を行い

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それぞれの持ち場に着き、調査を行っていきました。

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出発の集合写真!

調査を終えて戻ってきてから、情報共有です。
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ローラー調査の結果、なんと7カ所の仮設で実施を希望されている方との出会いをつくるという大きな成果を上げてくださいました。

僕らのローラー調査で大切にしている事は「丁寧さ」です。
今回大きな成果を上げてくれましたが、それも大切ですが、軒数をまわるよりも丁寧に一人一人と向き合う事を大切にしていきました。

ローラー調査を終えた、みなさんいろんな感じる事があったようです。

その中の一人のすらっとした女性が僕に話してくれた事が印象的でした。

訪問した時、おばあさんが「若い人がこうしてやさしく話しかけてくれるのが嬉しい…」と涙を流して喜んでくださったことがあったそうです。

話をしてくれたその女の子は、

「もう一度あのおばあさんに会いに来ます」

と胸いっぱいな様子で話をしてくれました。

その女性の胸の中に生まれた何かを感じつつ、小さな仮設で支援の手が届いていない切実な状況を感じました。


石巻市内には約130戸の仮設住宅があります。
どこよりも仮設住宅に足を運んでいる事を自負している僕らですら、回りきれていない仮設住宅はまだ8,90軒はあると思います。

ぜひ、石巻の現場に足を運んで、この「ちっこい仮設ローラー作戦」にご参加頂ければと思います。

そして、そこに住む人々の心を感じる機会を作っていただけると嬉しいです。

モデルチーム「This is the Pen」は今回のローラー調査で、新しい展開を迎えそうです。彼らの中で新しいプロジェクトがムクムクと生まれ始めたようです。彼らの動向をまたこのブログでも紹介したいと思います。


posted by 日本カーシェアリング協会 at 08:08| Comment(0) | 奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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