原発反対の声を上げながらデモ行進する参加者=大津市島の関で
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関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に反対する市民集会とデモ行進が七日、大津市島の関のなぎさ公園周辺であった。
市民団体「さいなら原発・びわこネットワーク」などでつくる実行委員会が主催。県内や福井、大阪、京都、兵庫、奈良の各府県などから六百人が集まった。
集会では、福井県美浜町で反原発運動を続ける松下照幸さん(63)が、福井県では知事や議会が一体になって再稼働を推進し、反対の声も上げづらいと主張。「大飯原発の停止に向け、共に戦っていただきたい」と支援を求めた。
参加者はこの後「原発を無くそう。原発から琵琶湖を守ろう」と呼び掛けながら、会場から大津市におの浜三の関西電力滋賀営業所までの二・三キロを行進した。
昨年五月に福島県南相馬市から避難してきた大津市木戸の青田勝彦さん(70)は「第二の福島をつくらせないぞ」と書いたプラカードを掲げ「福井に原発があると考えると、福島の事故を思い出して夜も眠れない。再稼働はあってはならない」と主張した。
(山内晴信)
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