シリア:反体制派が分裂の危機

毎日新聞 2012年03月14日 21時03分(最終更新 03月20日 21時00分)

シリア北部イドリブからレバノンのベカー平原へ避難してきたシリア人の子供たち=2012年3月12日、ロイター
シリア北部イドリブからレバノンのベカー平原へ避難してきたシリア人の子供たち=2012年3月12日、ロイター

 武器供給にはサウジアラビアやカタールが意欲を表明。評議会関係者によると、カタールに開設された銀行口座に資金が振り込まれる見通しになっているという。しかし、自由シリア軍のクルディ氏によると、現時点では外国の支援による武器供給は実現していない。国内の反体制派からは「評議会は国民保護のためには何もしていない」との批判が高まっている。

 ロイター通信によると、脱退した幹部の一人でリベラル派医師のカマル・ラブワニ氏(54)は、評議会とは別の反体制派の統一組織をつくる意向を示した。評議会は2月に再選されたガリユーン議長の任期が4月15日に切れることもあり、幹部間の権力闘争が悪化したとの見方も一部に出ている。

 ◇シリア軍地雷敷設

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