国の暫定規制値を超す放射性セシウムを検出した茨城県産干しシイタケが岡崎市の幼稚園や豊橋市の店頭で流通した問題で、豊橋市保健所は六日、豊橋市の乾物卸売業者が在庫として保管する干しシイタケから改定前の規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)の一・一〜二・八倍に当たる五七〇〜一四四〇ベクレルのセシウムを検出したと発表した。
シイタケはこの業者が昨年十二月、埼玉県の市場を通じて茨城県から入荷。一箱十五キロ入りを四箱保管していた。それぞれサンプルを採取し県衛生研究所が調べた結果、三検体が規制値を超えた。
(池内琢)