台湾  2012年4月3日(火曜日)
サムスン、台湾へのノート委託拡大[IT]

サムスン電子がノートPC戦略の重点をネットブックから薄型・軽量機種に移す。消息筋によると、ノートPCの出荷台数全体のうち薄型軽量機種が占める割合を今年は3割、来年は5割まで増やすとサプライチェーンに予告したという。

2日付工商時報によると、昨年の同社のノートPC出荷台数は約1,300万〜1,400万台で、今年の目標は3割以上増の1,800万〜1,900万台をすでに内部決定している。サプライチェーンによると、サムスンは昨年ノートPC部門が赤字だったため、今年は組織を再編して経営モデルの調整を開始。コスト削減のため台湾メーカーへの外部委託を段階的に拡大する。

まず仁宝電脳工業(コンパル)が標準型ノートPCと薄型軽量機種を計200万〜300万台を受注、主に下半期に出荷する予定。きょう体は、仁宝と巨騰国際の合弁である中国・江蘇省の巨宝精密加工が受注している。

他のサプライチェーンでは、ノートPC用バッテリーの加百裕工業も今年受注割合が増えた。ノートPC用ヒンジの新日興は、サムスンにとって5割以上を調達する業者で、現在8〜9機種受注している。散熱モジュールの双鴻科技(オーラス)、超衆科技(CCI)、コネクターの凡甲科技(オールトップ)もサムスンからの受注が増えそうだ。

[P  R]

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