調査に使った紙風船を手に結果を説明する花岡和佳男さん=福井市のホテルフクイキャッスルで
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関西電力大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働に反対している環境保護団体グリーンピース・ジャパンは五日、三月末に実施した放射性物質拡散予測調査の結果を発表した。福井市大手二丁目のホテルフクイキャッスルで、キャンペーンマネジャーの花岡和佳男さん(34)が会見し「リスクが広範囲に及ぶことを可視化した。再稼働ありきの今の政府のやり方は、納得できない」と主張した。
花岡さんらは二十九、三十日に大飯原発から東に約四キロの地点で紙風船千五百個を飛ばし、拾った人からの情報提供で風船がどこまで飛んだかをまとめた。これまで三十一個が見つかり、最も遠かったのは、飛ばしてから五時間後に連絡があった埼玉県久喜市の約三百七十キロだった。落下場所は二十九日分は愛知県、三十日分は埼玉県に集中していた。
花岡さんは「国は大飯原発で東電福島第1原発と同規模の事故があった場合のSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)のシミュレーションデータを公表し、リスクの議論を深めるべきだ」と話した。
(林朋実)
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