目 次
はじめに
序 章 ビートルズ
第一章 国連1
国連2
第二章 忍び寄る影1
忍び寄る影2
第三章 闇の包囲網1
闇の包囲網2
闇の包囲網3
第四章 統一世界政府
第五章 アメリカ
第六章 1ドル札1
■1ドル札2
|
第6章 1ドル札の秘密
5.古代エジプト文明の秘密
エジプト。それは、じつはインドに伝わっているクンダリニー・ヨーガの発祥の地であった。その証拠に、エジプトには、クンダリニー・ヨーガ文明を象徴する遺跡が数多く残されている。
クンダリニー
人間の尾てい骨に眠る神秘の生命エネルギー。普通の人の場合はこのエネルギーが眠ったままだが、覚醒させ、背骨を伝って上昇させるならば、肉体的・精神的に素晴らしい能力を獲得することができる。
ただし、このクンダリニーを覚醒させるだけでも困難であり、また危険を伴う。
チァクラ
人体に存在するエネルギーセンター。七つ、または九つのチァクラが有名である。このチァクラを開発することによってさまざまな能力が覚醒し、願望を叶えることができるようになる。
七つのチァクラは、下から順に、尾てい骨・性器・腹部・胸部・のど・眉間・頭頂に存在している。
三つの気道
エネルギーの通り道のうち、最大の三つを指す。各チァクラを結んで3本の管がある。中央と左右にあり、スシュムナー管・イダー管・ピンガラ管と呼ばれる。
|
●3本の蓮の花
たとえば、紀元前3000年ごろに上エジプトと下エジプトが統一されるずっと以前から、上エジプトの象徴として用いられてきたものに、「3本の蓮の花」がある。これこそ、クンダリニー・ヨーガの教えを端的に表わした象徴といえよう。
蓮の花は、サハスラーラ・チァクラ=頭頂の霊的エネルギーセンターの象徴とされている。しかもそれが3本あるというのは、人体の3つの気道(イダー・ピンガラ・スシュムナー)を表わしている。
●立ち昇るヘビ
また、エジプトの神殿に遺されたレリーフには、ヘビ、とくに天へ向かって立ち昇るヘビが好んで描かれているが、このヘビこそ、クンダリニーの象徴として頻繁に使われるものなのである。霊視すると、クンダリニーはとぐろを巻いたヘビのように見える。
そして、クンダリニーは、まさにヘビのように、イダー・ピンガラ・スシュムナーの3本の気道を天へ向かって立ち昇るのだ。
●ビバリータ・カラニー
さらに、ヨーガのアーサナ(体位法)の中で最高のものの一つとされる「ビバリータ・カラニー」など、ヨーガの行法そのものがレリーフとして遺されているものもある。
●第3の目
「ルシファーの目」、別名「第3の目」は、古代エジプト・ヒエログリフの描くアージュニァー・チァクラそのものである。このチァクラが開発されれば、現世の願望でかなわぬものはない。
キリスト教のヨハネの黙示録に「666で表される偽イエスがこの世を支配する」という記述があるのだが、この数字は6番目のチァクラであるアージュニァー・チァクラを表している。現世的な望みが思いのままになるとしたら、当然この世を支配することも十分可能である。
このように、現世的に考えれば最高に素晴らしい力を、アージュニァー・チァクラのステージで得ることができるのである。しかし、ヨーガの最終地点まで到達したい修行者は、何一つここで望んではならない。もし、何かを手に入れてしまったとしたら、それが引っかかりとなって修行がストップしてしまうだろう。
イルミナティはこのアージュニァー・チァクラを使って現世を支配しているのである。しかし、自分たちの力に溺れ、傲慢になっている。
チァクラは上に行くほど高次元になる。よってアージュニァー・チァクラは第7番目のチァクラであるサハスラーラ・チァクラの比ではない。サハスラーラ・チァクラは絶対なる神の叡智と呼ばれ、物質主義を乗り越えた精神主義の極みを表す。
したがって、真のヨーガはサハスラーラ・チァクラを目指す。イルミナティはアージュニァー・チァクラで行き止まりの道を歩んでいる。そしてその傲慢さゆえに落ちていくのだ。
「さて、イエスは御霊によって荒野に導かれた。悪魔に試みられるためである。そして、四十日四十夜、断食をし、そののち空腹になられた。」
(「マタイによる福音書 第4章1〜2)
「次に悪魔は、イエスを高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて言った。『もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あげましょう』。するとイエスは彼に言われた。『サタンよ、退け。主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』。」
(「マタイによる福音書」第4章8〜10)
仏典でも、解脱する前には必ず悪魔が試す。悪魔の誘惑を乗り越えたところに解脱や悟りがあるのだ。
悪魔、すなわちフリーメーソン、イルミナティは物質的なあらゆる快楽でわれわれを魅了しようとする。しかしその罠にはまると、彼らの思うがままに操られてしまう。
それを超えるには、絶対なる神の叡智サハスラーラ・チァクラへと向かう道――解脱しかないのである。
|