世界初の壁掛け洗濯機がお目見え

 壁掛けタイプの新概念洗濯機が登場した。

 生活家電メーカーの大宇エレクトロニクスは5日、ソウル市内のホテルで新製品発表会を開き、世界初の壁掛けドラム洗濯機「ミニ」を公開した。洗濯容量は3キロで、縦60センチ、横55センチ、厚さはわずか29センチ。従来の洗濯機に比べサイズが小さく、壁に掛けて空間を有効活用できるのが特徴だ。

 大宇エレクトロニクスは同製品について、靴下や下着、薄手のTシャツなどかさばらないものや、子ども服、布おむつなどをよく洗濯する1-2人世帯に適していると説明した。洗濯物を出し入れするときに腰を曲げなくて済むため、便利だという。価格は40万ウォン(約2万9000円)台後半になる予定。

 大宇エレクトロニクスは同日、従来の冷蔵庫とキムチ冷蔵庫を一つにした新概念の冷蔵庫「クラッセ・キューブ」も発表した。一般的な観音開きの冷蔵庫とは違い、右下に取っ手付きのキムチ収納室があるため、少人数世帯がキムチ冷蔵庫を買わずに済む。キムチ収納室は専用のセンサーでキムチの保存に適した状態に保てるため、キムチを半年以上新鮮な状態で保存できる、と同社は説明している。

 大宇エレクトロニクスのイ・ソン社長は「固定観念を打ち破りながらも消費者のニーズを正確にとらえた製品を発売し続け、白物家電市場に新たな風を吹き込みたい」と意欲を語っている。

卓相勲(タク・サンフン)記者
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