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政治
【Cool Japan発信】官民連携で予算減挽回
日本政府が、「クールジャパン」と国際的にも評価の高い日本文化の海外発信で民間との連携を強化している。マンガやヒット曲などポップカルチャーのコンテンツを積極的に活用。予算削減を逆手にとって文化外交の“民活”を進め、日本の好感度拡大や東日本大震災後のイメージ回復に期待をかけている。(田中靖人)
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「かわいい」「大好き」-。インドネシアの首都ジャカルタで2月25日、人気アイドルグループ「AKB48」がコンサートを開き、海外初の姉妹グループでジャカルタを拠点にする「JKT48」と共演。約3千人の観客から日本語で声援が上がった。在インドネシア日本大使館とインドネシア観光・創造経済省などの共催。文化庁がメンバーの派遣予算を負担し、大使館がホームページ上での宣伝やポスターの配布などで協力した。
インドの首都ニューデリーでも同日、外務省主管の独立行政法人「国際交流基金」などが企画して日本のマンガ500冊以上を紹介する展示会を開催。インドの“マンガオタク”の若者らが立ち読みにふけった。
外務省が文化産業の海外展開を後押しするのは、現代日本の大衆文化が日本への関心や好感度を高める効果があるためだ。
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