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遺失物窃盗の警察官らを処分4月6日 21時44分
警視庁東京湾岸警察署の遺失物係の巡査部長が、落とし物として届けられた現金を盗んだとして逮捕・起訴され、警視庁は、この巡査部長を6日付けで懲戒免職にするとともに、当時の上司ら8人を戒告などの処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、東京湾岸警察署警務課の巡査部長、工藤純夫被告(58)です。
工藤巡査部長は、おととし9月から去年11月にかけて、落とし物や忘れ物として届けられた現金の中から168万円余りを盗んだ罪で逮捕・起訴され、さらに13万円余りを盗んだ疑いで、6日、追送検されました。
警視庁によりますと、工藤巡査部長は消費者金融におよそ500万円の借金があり、返済資金やパチンコ代のため、現金を盗んでいたということです。
また、遺失物の現金は鍵のかかる金庫に保管されていましたが、鍵は自由に持ち出せる状態だったということです。
このため警視庁は、鍵の管理がずさんで、職員の生活状況の把握も不十分だったとして、当時の東京湾岸警察署の署長を戒告処分に、また、警務課長代理を減給にするなど、8人を処分しました。
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