世界 フィギュアスケート 浅田真央 / 暴風雨
4月3日
春の嵐。台風より強烈な暴風雨。
4月2日
世界フィギュアスケート選手権。
浅田真央の「愛の夢」。確かに元気はなかったのだが、なめらかな動きには、なにか現世的でない美しさがあった。本当に妖精に近づいたような感じだった。
もちろん調子がよい状態でパーフェクトな演技を見たい、達成感に輝く表情を見たいのだけれど、こんなに苦しんでいるところを見ると、余計に惹きつけられる。
本当に針の頭のような小さなズレが大きくなって、今までできていたことが急にできなくなったりするのだろうと想像するが・・・
現地に入ってから練習でトリプルアクセルを48回飛んで成功しなかった、というようなことをニュースで言っていた。すごく苦しい気持ちで舞台に立ったのだなあ・・・と思う。
2008年の「鐘」のプログラムの演技の録画をもう一度見ていた。あんなにすごいものを自分のものにした(奇跡を起こした)んだから、絶対、また克服できると思う。今は自らの変革のための自己破壊のとき、と思うとなおさらその覚悟に魅力を感じる。
録画を見ながら、浅田真央選手に捧げる文章を何度も推敲した。言葉をぎりぎりまで削って、緊張感を保つ文章にするために、このところ何日も苦しんでいる。
高橋大輔選手の身体表現は、やはり⁾すごいと思った。あの微妙なニュアンスの表現。体線の見せ方やリズムのとりかたに詩情を感じる。あれを見るとほかの男子選手の演技は物足りないと感じてしまう。
3月31日
朝から強風。西新宿駅で地上に出たとき、ビル風に身体が吹き飛ばされそうになる。小さい頃から大好きだった中央公園脇の欅並木のうちの何本かが切られていたのでショック。欅は大切にすれば何百年も生きられる樹なのに。
きょうで閉店が惜しまれる新宿のジュンク堂に行ってみる。品揃えもよく、本がその場で読めて、店員さんも感じがよかった本屋さんなので、本当にさびしい。家電量販店になると聞くと、新宿にはもういい加減家電店が多いので、なんとも言えないやりきれない気持ち。
そのあとスケッチブックを買いに世界堂へ。
Muse Cubi MUSE TOUCH PAPERと書いてあるベージュの表紙のスケッチブックがなくて、店員さんに調べてもらってもなかったので大ショック。marumanのARTIST DRAWINGを買う。
あとで神田にあるミューズのお店に電話したら、ミューズタッチペーパーは新開発され、さらに厚く、描きやすくなり、タッチ2ブックというのに生まれ変わったと聞いてすごくほっとした。
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