次期衆院選に向けて自民党がまとめたマニフェスト(政権公約)の素案の骨格が5日、分かった。項目のトップに憲法改正を掲げ、保守色を前面に打ち出したのが特徴だ。9日に仙台市で開く全国政調会長会議で素案を発表し、党内論議を本格化させる。
素案は7項目で構成し、改憲の他は、(1)防災と東日本大震災からの復興(2)経済(3)社会保障(4)農業(5)外交・安全保障(6)政治改革。改憲では、テロや災害時に首相権限を強化する緊急事態条項の新設を明記した。防災では、災害に強いインフラ整備を進める「国土強靱(きょうじん)化」を打ち出した。