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フランス 原発で小規模な火災4月6日 15時10分
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フランス北部の原子力発電所で、小規模な火災があり、作業員1人が軽いけがをしたほか、放射性物質を含む冷却水が漏れ出ていたことが分かりましたが、原発を管理しているフランス電力では、冷却水はすでに回収しており、周辺の環境への影響はないとしています。
フランス北部・パンリー原子力発電所の原子炉の建屋で5日、火災が発生しました。
フランスの原子力安全局によりますと、建屋内の床にたまっていた油から火が出たということですが、まもなく消し止められ、原子炉も安全装置が作動して自動的に停止したということです。
この際、消火作業に当たった作業員1人が軽いやけどを負ったということです。
また、その後の調べで、放射性物質を含む1次冷却水がポンプのつなぎ目から漏れ出ていたことが分かりましたが、原発を管理しているフランス電力では、漏れはまもなく止まり、冷却水もすでに回収しているとして周辺の環境への影響はないとしています。
フランスは国内に58基の原子炉を抱え、アメリカに次ぐ原発大国ですが、東京電力福島第一原子力発電所の事故や、去年9月に国内の放射性廃棄物処理施設で起きた爆発事故などを受けて、原発の安全性を疑問視する世論が高まっています。
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