衣料品チェーン国内2位の「しまむら」は、婦人服などの売り上げが好調だったため、年間の売上高と利益が過去最高を更新しました。
しまむらの2012年2月期の決算は、売上高が前の期に比べて6.0%プラスの4664億円で、経常利益は10.3%プラスの453億円でした。いずれも過去最高です。去年秋以降の気温が例年よりも低く、秋冬物衣料の需要が伸びたほか、流行を意識した女性向けファッションが年間を通じて好調でした。会見した野中正人社長は、「消費者の節約志向が薄れ、ポジティブになってきた」と消費動向の変化を指摘しました。また、今後の出店計画について、野中社長は年間100店を目指すとしたうえで、そのうちの7割から8割は都心部に集中させる方針を明らかにしました。