6回、テーパリット・ゴーキャットジムに攻め込まれる清水智信(左)=横浜アリーナで
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◇WBAスーパーフライ級王座統一戦
清水はテーパリットの強打に撃沈した。序盤リードを許し、一度は流れを取り戻したかに見えたが、9回にレフェリーストップ負け。
昨年8月に3度目の挑戦で世界を取ったが、右目眼窩(がんか)底骨折が判明し、WBAから休養王者扱いを受けた。その間に暫定王者だったテーパーリットが正規王者に昇格し、亀田大毅の挑戦を受けたことで、清水が「政治力だ」と激怒。「亀田兄弟と関わりたくない。ボクシングを冒涜(ぼうとく)している」と批判した。今回の試合は、その一件を謝罪して実現した。
「この8カ月は長かった。相手がテーパリットではなく、誰と戦っているんだろうと思いながら戦っていた。とりあえず決着が着いてスッキリした」とサバサバ。去就は未定だが、陣営はフライ級転向を視野に入れている。 (山崎照朝)
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