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【格闘技】

興毅の挑戦者は「高1レベル」 スパー相手の大学生が酷評

2012年4月1日 紙面から

佐々木のプレッシャーに身構える挑戦者のノルディー・マナカネ(左)=31日、江戸川区の勝又ジムで

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 WBA世界バンタム級タイトルマッチ(4月4日、横浜アリーナ)で、王者・亀田興毅(25)=亀田=に挑戦する同級12位のノルディー・マナカネ(28)=インドネシア=が31日、東京都内のジムで練習を公開。スパーリング相手の大学生に酷評された。この通りだとすると、亀田は勝敗以上に内容が問われることになりそうだ。

 「亀田さんが2回KOで行ける」。挑戦者のマナカネと2回のスパーリングを行った日大1年の佐々木健介選手(19)は予告した。高校時代にフライ級で国体2位だった佐々木が連打を浴びせる場面もあり「3回やってたら自分が勝ってた」とまで言った。

 KOラウンドまで予想してしまった大学生は、挑戦者のパンチやコンビネーションの単調さも指摘し「待って待って右という同じ。もらわないようにしなければと思ったが、けっこう見えていた。ああいうボクシングをするのは高校1年生」と世界ランカーをめった切り。ちょっと言い過ぎたと思ったのか「あっ、右のパンチはありました」と付け加えた。

 マナカネは、大学生になめられ、いいところなしだったが「ここ数日、あまり体を動かしていなかったので、いい練習になった」と気にした様子はまったくない。トレーナーも「50%でやれと指示してたんだ」と説明し「亀田の弱点はつかんでいる。試合を見てくれ」と自信ありげの言葉を続けた。

 本当に超格下なのか。偵察に来た亀田陣営の嶋聡マネジャーは「あれは実力ではない。何かあると思う」と逆に警戒を強めた。 

  (山崎照朝)

 

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