興毅　リングの中央で愛を叫ぶ　４度目防衛戦　愛妻のために勝つ

　前日計量が３日、東京都内で行われ、４選手ともパスした。４度目の防衛戦に臨むＷＢＡ世界バンタム級王者の亀田興毅（２５）は愛妻に勝利を捧げることを誓った。３月３日に中学時代から交際していた女性との婚姻届を出した興毅は「長いこと一緒にいてくれたから結果が残せた。明日は勝って、リングの上で感謝の気持ちが言えたらエエ。リングの中央で愛を叫ぶ。スポーツ新聞の見出しもできたな」と照れくさそうに話した。９月には第１子も誕生予定で気合も満点だ。

　この日の計量では５３・５キロのリミットいっぱいでパス。バッキバキに割れた腹筋を誇示しながら「６個入りのたこ焼きや。たこ焼きができたら調子エエねん」と計量後の栄養ドリンクを飲みながら上機嫌。挑戦者のマナカネは格下と見られるが「先のことを考えたら、足元をすくわれる。明日の試合に全神経を集中させて、完全燃焼するつもりで戦うで」。勝利マイクで何を言うのか、も注目だ。　（竹下陽二）