NHK北九州のニュース　北九州放送局

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東田地区に環境配慮の社員寮

電力を効率的に使う実証実験が進められている北九州市の東田地区に、最先端の省エネ技術を生かした会社の社員寮が完成しました。北九州市八幡東区の東田地区に完成したのは地元の製鉄会社の関連会社の社員、およそ２００人が入る寮です。
東田地区は、国の指定を受けて電力を効率的に使う「スマートコミュニティ」の実証実験が進められています。
この社員寮では、最先端の省エネ設備が設置され、なかでも、深さ１５メートル前後まで打ち込んだ杭を使って地中からの熱を建物に取り込んで、空調や給湯に利用したり、逆に建物で余った熱を地中に送ることで、熱のむだを省きます。
こうした取り組みでこの社員寮は従来の建物と比べて消費エネルギーの２割の削減を見込んでいるということです。
寮を建設した製鉄関連会社の高橋誠社長は、「北九州の環境に優しいまちづくりに貢献できると期待している。今後も建物のデータをとって改良を重ねていきたい」と話していました。

04月05日　17時57分

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