仏原発:放射性物質含む冷却水 火災で一部漏れ出す
毎日新聞 2012年04月06日 12時12分(最終更新 04月06日 12時21分)
フランス北部パンリー原発で5日起きた火災で、放射性物質を含んだ原子炉の冷却水が一部漏れ出していたことが分かった。同国の原子力安全局(ASN)は、事故が国際的な基準で下から2番目のレベル1に当たるとの声明を発表した。フランス公共ラジオが6日、伝えた。
フランス電力(EDF)は、冷却水漏れについて「(原子炉付属の)水槽に集められており、環境への影響はない」と発表した。
ASNによると、原子炉を循環する冷却水の漏れは当初1時間当たり約2300リットルあったが、5日深夜には約66リットルに減少した。(パリ共同)