東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

スカイツリーの入場予約 ネットと店頭 二刀流が有利

2012年4月6日 13時56分

写真

 5月22日に開業する東京スカイツリー(東京都墨田区)展望台の個人入場予約は、3月30日の1回目の抽選結果で当選倍率が最高335倍を記録し、話題になった。開業から10日間はインターネットと店頭予約の平均で6.1倍。今後も高倍率が予想される。少しでも有利な申し込み方法はないか、公表された情報を基に考えてみた。 (小野沢健太)

 初日の五月二十二日から三十一日までの入場券を販売した一回目は、ネット予約が五・五倍、店頭が一一・三倍だった。

 入場日ごとの倍率は非公表。「申し込み方法が複雑で集計も難しい」(事業会社の東武タワースカイツリー)ためだが、開業初日と土日に集中する傾向が見られた。「平日の夕方が比較的、応募が少ない印象」(担当者)だという。

 予約方法による違いをまとめた=表。現時点の平均倍率ではネットが有利。申込期間は五月七日までネットが四期、店頭が五期あり、それぞれの期間で一回だけ応募できるので、より多く挑戦できるのは店頭だ。

 ただ、店頭は日単位で申し込むが、ネットは時間帯を細かく選べるので、チャンスは広がる。販売枚数もネットの方が多く、条件面では有利に見える。

 一方で、店頭は関東に住む利用者には便利だ。全国から申し込めるネットと違い、店頭予約は東武トラベルに出向く必要があるが、全国四十四店のうち三十二店が茨城を除く関東一都五県に集中しているためだ。

 自宅でできるネット予約を続け、地の利を生かして店頭にも足を運ぶことが、展望台への近道といえそうだ。

 開業直後の来場者予測は、併設の商業施設も含め土日祝日が一日二十万人、平日が十三万人。

 施設内には個人客向けの駐車場が九百十八台あるが、満車となる可能性が高い。

 東武鉄道グループは渋滞対策として施設から半径一キロほどの範囲内に誘導員約百人を配置。駐車場の混雑状況を掲示板で知らせる。施設外にも北千住や浅草などに計四百台以上の提携駐車場の確保を目指している。

(東京新聞)

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo