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魚14種34点から基準超セシウム 福島県内
福島県は4日、沿岸部と阿武隈川、阿賀川両水系で捕獲した魚計14種34点から国の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。1日に新基準値が導入されて以降、県内で水産物の検査結果が発表されたのは初めて。 3月23日〜4月2日に捕獲した魚で、海産がいわき市や相馬市など5市町沖の12種27点、内水面産が福島市、昭和村など5市町村の2種7点。 魚種別の最大検出値はイワナが840ベクレル(桑折町)、ヤマメが810ベクレル(桑折町)、アイナメが350ベクレル(いわき市)、ヒラメが130ベクレル(広野町)などだった。 県は猪苗代町の長瀬川支流酸川に流入する河川のヤマメについて、地元漁協に漁獲自粛を要請した。沿岸部の漁は自粛が続いている。県によると、今回、基準値を超えた魚は流通していない。
2012年04月05日木曜日
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