暴風:大規模停電続く 農業ハウス4000棟損傷−−低気圧の影響 /秋田
毎日新聞 2012年04月06日 地方版
3日夜から4日にかけて暴風雨・雪をもたらした低気圧の影響で、県内は5日朝になっても約3万戸で停電が続いた。東北電力秋田支店は復旧作業を進めているが、同日午後6時現在、1万4460戸で停電が続いている。また、県によると、農業用のパイプハウスは4000棟以上が損傷。種まきの時期を前に、農家は復旧作業に追われた。秋田市では壊れたアンテナの修理で屋根に上がった男性(62)がはしごごと転落、頭を打って意識不明の重体となった。【田原翔一、坂本太郎、仲田力行、佐藤正伸】
◇停電戸数は延べ15万戸
東北電力秋田支店によると、県内は5日午後6時現在、秋田市や横手市など9市町村の1万4460戸で停電が続いている。13市町村は復旧した。これまでの延べ停電戸数は15万1893戸。5日になってから新たに停電した地域もあるといい、強風直後は持ちこたえた電線が時間がたってから断線するなどしたためとみられる。