 |
2012年4月5日(木) 19:14 |
|
 |
真庭市に「認定こども園」が開園
岡山・香川で増えつつある、「認定こども園」です。 真庭市勝山に、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ「認定こども園」が5日、開園しました。 これまで幼稚園がなかった地区での開園です。
両親に付き添われ、次々と集まる園児たちです。 真庭市勝山地区の5歳までの子供たちが、ほとんど集まったと言っても過言ではありません。 5日開園した「勝山こども園」は、これまで、地区の保育サービスを担っていた勝山保育園に、新たに4歳児、5歳児の幼稚園部を設けたものです。 5日は1歳〜5歳までの172人が入園、うち幼稚園部は、18人が入園しました。 真庭市には北房、落合、久世地区を除いて、勝山より北の地域にもともと幼稚園がなく、保育園が就学前の教育を担ってきた現状があります。 平成の大合併で、幼稚園がある地域とない地域のサービスの偏りが問題となったため、市が独自に幼保一元化に取り組んでいます。 子どもを預かる時間が午後1時半までとなる幼稚園部では、料金が保育園より格安なことが保護者には大きなメリットです。 地区に「幼稚園がない」ことに疑問を抱いていた保護者も多く、こども園開園に歓迎の声が聞かれました。 時代の変化とともに、家庭環境も変わります。 さまざまな教育の選択肢を住む場所に偏りなく用意することが、今後の行政の重要な課題といえます。 5日は、岡山市で初めてとなる認定こども園、「就実こども園」の竣工式も行われました。 これで、岡山県内の「認定こども園」は9つになります。 高松市にも認定こども園は1つありますが、今後、幼保一元化の動きはますます加速しそうです。
|
|