国民新:代表不在の「解任」劇 6対2の対立、さらに

毎日新聞 2012年04月05日 22時34分(最終更新 04月06日 09時46分)

国民新党の議員総会後に記者会見し、亀井静香代表を解任した経緯を説明する自見庄三郎新代表(右)と下地幹郎幹事長=東京都千代田区の国民新党本部で2012年4月5日午後7時44分、丸山博撮影
国民新党の議員総会後に記者会見し、亀井静香代表を解任した経緯を説明する自見庄三郎新代表(右)と下地幹郎幹事長=東京都千代田区の国民新党本部で2012年4月5日午後7時44分、丸山博撮影

 国民新党の亀井静香代表が宣言した「連立離脱」問題は5日、連立維持派の下地幹郎幹事長ら6人が、代表不在の議員総会を開いて亀井代表と亀井亜紀子政調会長を「解任」するクーデターまがいの事態に発展した。亀井代表側は決定を認めない考えを示しており、混乱は泥沼化しそうだ。

 「みんなそれぞれの人生。しっかり生きてもらいたい」。亀井代表は解任決定後の5日夜、東京都内のなじみの料亭を出たところで記者団にこう語り、残留メンバーを突き放した。国会内で記者会見した亀井政調会長は「代表解任は党則(党規約)にもなく成立しない。クーデターだ」とと激しい口調で反論。「党本部に将校が立てこもっている。6人の中には結党メンバーはいない」と連立維持派の正統性を強く否定した。

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