現在発売中の婦人公論で、インタビュー記事が掲載されています

これまでのこと、これからのこと。
大正から百年近く続く女性の為の雑誌

発行された当時は、本当に革命的だったと伺いました。
小さい頃、大好きで何度も読んだ大正時代が舞台の漫画「はいからさんが通る

」
主人公の友人の環の言葉

「私たちは一人の人間として女性として一人の殿方を選ぶのです

」
職業婦人は、思想かぶれ。
恋愛は、はしたないもの。
そう言われていた時代。
長かった髪を切り

、和服から洋服に着替えた環


主人公の紅緒は、愛する夫が戦死したと聞いて、髪を切り

、白い喪服で葬儀に出ました。
跡取りのいなくなった夫の家に残ると決めて、偏見や差別を受けながらも職業婦人として働きました。
私が、髪を切ったのは、夫への反撃を決意した断髪…といった報道もあったようですが、単純に役柄にあわせてのことです。
母親役を演じるにあたって、短くしました。
その後、ヒットマン、キャバクラで働く女性、アナウンサー…と役を頂くごとに、更に短くしたり、パーマをかけたり、明るくしたり…

黒髪で長く伸ばしていたのも、モデルの仕事の為でした。
ずっと言われ続けていますが、夫のお金に惹かれた…というのは、間違いです。
お金に変えられない魅力がありました。
もし、彼がお金に困るような時は精一杯働いて支えるし、病気になったら看病する。
一生続けると決めた大好きな女優の仕事も、彼の為なら辞めようと思えました。
自分でも驚く位、本当に大切な人だから。
条件でもなく、理屈でもない。
一生添い遂げたい。
その一心で結婚を決意しました。
たくさんの人に離婚を勧められます。
離婚しないことを責められることもあります。
そんな中で感じたこと、考えたことをお話しました。
とにかく、いまは働こうと思います。
誤解や憶測は、これからの自分の在り方で変わると思います。
いつか、「働く女性」として、また「母親」として。
取材をお受けできるようになりたいです

まずは、来週から始まる舞台の稽古、頑張ります
