亀井代表の解任発表 代表は認めず4月5日 22時38分
国民新党の下地幹事長や自見郵政改革・金融担当大臣ら6人の議員は、5日夜、記者会見し、亀井代表が表明した連立政権からの離脱は受け入れられないとして「議員総会で、亀井代表を解任し、後任の代表に自見大臣を充てることなどを決定した」と発表しました。
これに対し、亀井代表は、議員総会は代表が招集するものだとしており、下地氏らの解任の発表について、5日夜、東京都内で「有効ではない。そんなこと言うまでもない」と述べ、認められないという考えを強調しました。
国民新党の下地幹事長や自見郵政改革・金融担当大臣ら6人の議員は、5日夜、会合を開き、自民党が、国民新党が連立政権から離脱したのかどうか明確にしなければ、6日以降、審議には応じられないとしていることを受けて、対応を協議しました。
このあと、下地氏らは記者会見し「亀井代表の連立を離脱するという意見と、私たちが議員総会で決めた連立は有効だという意見が、今日に至るまで深い溝としてあった」と述べました。
そのうえで、下地氏は「6人の議員から出された議員総会の招集を求める要求に基づいて、正式な議員総会を開いた。この中で、亀井代表と亀井政務調査会長の役職解任を求める動議が出され、6人全員の合意のもとで解任の決議をした。国民新党が、郵政民営化法の改正案を成立させる原動力となるため、代表をかえて、連立を維持する以外なかった」と述べました。
そして、後任の代表に自見大臣を、政務調査会長に浜田外務政務官を充てることを発表しました。
これに対し、亀井代表は、議員総会は代表が招集するもので、認められないとしており、下地氏らの解任の発表について、5日夜、東京都内で「有効ではない。そんなこと言うまでもない」と述べ、認められないという考えを強調しました。
亀井亜紀子政調会長“クーデターだ”
国民新党の亀井亜紀子政務調査会長は、国会内で記者会見し「議員総会は、代表が招集するもので、きょうの6人の会は、議員有志懇談会だ。私は亀井代表に従うし、『今夜の総会とやらは成立しない』、『代表は解任されていない』ということを事実として申し上げる。党本部で起こっていることは、残念ながらクーデターだ」と述べました。
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