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「J-ALERT」再試験へ4月6日 4時8分
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北朝鮮の「人工衛星」の打ち上げを巡って、沖縄県内の市町村を対象に行われた「J-ALERT」=全国瞬時警報システムの情報伝達試験で、トラブルが相次いだことから、総務省消防庁は、この試験を打ち上げの予告期日の前日までに改めて行うことになりました。
J-ALERTは、北朝鮮による打ち上げの直後と日本上空の通過が確認された際に、政府から自治体への情報伝達手段として使われることなっています。
5日、飛行コースに近い沖縄県では、26の市町村を対象にJ-ALERTを使った情報伝達試験が行われましたが、総務省消防庁によりますと、那覇市や浦添市など、合わせて7つの市町村で防災行政無線が起動しないトラブルがありました。
中には、誤って情報を受信しても、防災行政無線が起動しない設定にしていた自治体もあったということです。
このため、総務省消防庁は打ち上げの予告期日の前日の今月11日までに、改めて試験を行うことになりました。
一方、今回の試験で、端末の画面には見出しとして「国民保護に関する情報」「攻撃対象地域:沖縄県」という、武力攻撃など今回のようなケースとは別の事態の際に使われる文章が表示されました。総務省消防庁では「誤解を与えかねない」として、次の試験や実際の打ち上げの際には、見出しの文章のうち「攻撃」の2文字を削除して配信することにしています。
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