|
関西発 トップ | 近畿地方の天気 | 企画・連載 |
天気 | ショッピング | 雑誌 | 交通 | 写真 | 動画 | データベース | サイト案内 |
琵琶湖疏水利用の防火設備「本願寺水道」 保存を真宗大谷派本山・東本願寺(京都市下京区)で、明治後期に設けられた日本初の防火専用水道「本願寺水道」を、近代化遺産として保存を求める声が上がっている。当時の最新技術を投入した設備だが、配管が老朽化して水漏れで使えなくなっており、文化財防災の専門家らが修復法を模索している。 本願寺水道は1897年(明治30年)、阿弥陀堂や 貯水池と東本願寺との高低差が50メートルあり、ポンプを使わなくても弁を開くだけで、境内全体で毎分5〜6トン放水できるという。 東本願寺は江戸時代、4度の火災に遭い阿弥陀堂などを焼失しており、同寺の僧侶が、疏水を設計した土木工学者・田辺 2008年1月に水漏れが見つかり、現在、使用不能。10年末、修復を目指し、同寺の僧侶や京都市のNPO「災害から文化財を守る会」が「本願寺水道研究会」を設立した。しかし、公道の下を通る配管の修繕が必要で、費用も5億〜10億円かかるため、行政との連携も欠かせない。 大窪健之・立命館大教授(文化遺産防災学)の話「防災の近代史を物語る設備だ。動力がいらず、断水時に活用できるため使える状態で保存すべきだ」 (2012年4月5日 読売新聞)
|
大阪本社社会部からリンク |
▲この画面の上へ |
会社案内|
サイトポリシー|
個人情報|
著作権|
リンクポリシー|
お問い合わせ| YOMIURI ONLINE広告ガイド| 新聞広告ガイド| 気流・時事川柳(東京本社版)への投稿| 見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun. |