神戸ハーバーランドの遊園地「モザイクガーデン」が5月6日に、観覧車を除いて営業を終了することが4日、三菱倉庫への取材で分かった。同社の子会社が運営しているが、老朽化などで来園者数が減少しているためで、今後新たな集客観光施設を設ける方針。
遊園地は阪神・淡路大震後の1995年12月、、土地所有者の三菱倉庫などが神戸の復興のシンボルになるように、と開業した。敷地面積は5700平方メートル。
園内のミニコースターは3月15日に既に営業を終えており、メリーゴーラウンドやお化け屋敷などの施設も5月6日に終了する。一方、観覧車は11年8月に照明を発光ダイオード(LED)に換え、ランドマークともなっていることから営業を続ける。
三菱倉庫は後継施設について今夏までに詳細を決めるとし、開業は今年3月に閉店した旧神戸阪急の後継店が開店する13年4月に合わせる方針。同社は「周辺地域にない新たな集客施設をつくり、ハーバーランドの活性化を図りたい」としている。(井垣和子)
(2012/04/04 20:53)
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