大飯原発:再稼働の安全基準を了承 津波対策など3本柱

毎日新聞 2012年04月05日 21時29分(最終更新 04月06日 01時17分)

原子力発電所に関する4大臣会合であいさつする(左から)野田佳彦首相と藤村修官房長官、深野弘行原子力安全・保安院院長、今井尚哉資源エネルギー庁次長、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相=首相官邸で2012年4月5日午後6時13分、藤井太郎撮影
原子力発電所に関する4大臣会合であいさつする(左から)野田佳彦首相と藤村修官房長官、深野弘行原子力安全・保安院院長、今井尚哉資源エネルギー庁次長、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相=首相官邸で2012年4月5日午後6時13分、藤井太郎撮影

 野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は5日夜、定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り首相官邸で2回目の関係閣僚会合を行い、再稼働のために必要な安全性の判断基準を大筋で了承した。6日に再度会合を開き、基準の詳細な内容を協議、安全基準に照らして大飯原発の再稼働が妥当と判断できれば、来週にも枝野経産相が福井県を訪れ、西川一誠知事に対し再稼働を要請する。

 枝野経産相は協議終了後、記者団に対し、「大飯原発への当てはめも必要。関西電力にしっかり対応させないといけない」と述べ、大飯原発に追加対策を求める可能性を示唆した。

 この日了承した判断基準の骨子は、経産省原子力安全・保安院が福島第1原発事故の教訓を踏まえて作成した30項目の対策をもとに策定した。当初、暫定基準と呼ばれていたものだが、この日の骨子では「新たな安全規制を前倒しする」と明記、新基準と位置付けた。

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