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セブン&アイ コンビニ客増加で最高益4月5日 18時19分
流通大手の「セブン&アイ・ホールディングス」のことし2月期の決算は、主力のコンビニエンスストアで女性や高齢者の来店客が増えたことなどから、過去最高の営業利益となりました。
セブン&アイ・ホールディングスが発表したことし2月までの1年間の決算によりますと、本業のもうけを示す営業利益は2920億円と前の年よりも20%増え、過去最高になりました。
これは、女性や高齢者の客などがスーパーに行く代わりに近場のコンビニで買い物を済ませる傾向を強めていることが大きな要因です。そうした客に向けて、小分けにした肉じゃがや魚の切り身といった総菜の品ぞろえを強化したことも大きな効果があったということで、震災のあと、このように客層が拡大する傾向は定着しつつあるということです。
また、震災を受けて、東北地方のスーパーを中心に衣料品や日用品の売れ行きが伸びたことも業績を後押ししました。
セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は、記者会見で「電気料金の値上げなどが消費にマイナスの影響を与える可能性もあるが、全体としては、底堅い消費が続いており、プライベートブランドの品ぞろえを拡大するなどして対応したい」と述べました。
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