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京都知事 安全基準を独自検証4月5日 19時25分
福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開の条件として、政府が新たな安全基準を示すことについて、京都府の山田知事は原子力の専門家の意見を踏まえて国の基準が妥当かどうか、独自に検証していく考えを明らかにしました。
山田知事は大飯原発の運転再開の条件として政府が新たな安全基準を示すことについて、「京都府だけでなく、関西広域連合や全国知事会が求めていた基準を遅ればせながら出してくることは悪いことではない」と評価しました。
一方で、「新しい基準が、東京電力福島第一原発の事故を踏まえて規制を見直す形になっているか、先入観を持たずに専門家に議論をしてもらうことが筋だ」と話し、国が示す新たな基準が妥当かどうか、京都府の防災計画を検討する原子力の専門家の意見を踏まえて、京都府が独自に検証する考えを明らかにしました。
さらに、「政府は毎日言うことが違うのできちんと見極めないといけないし、説明を求める必要がある」と、原発の運転再開の考え方や安全基準について、原発のある福井県だけでなく、京都府にも説明するよう政府に求める考えを示しました。
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