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基準超地域の米 作付けを決定4月5日 19時25分
政府は、福島県内のことしのコメの作付けについて、1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出された福島市や伊達市など6つの市と町でも、出荷前の全袋検査などを条件に作付けを認めることを正式に決めました。
政府は、ことしのコメの作付けについて、去年のコメの検査で1キログラム当たりの放射性物質が100ベクレルを超えて500ベクレル以下の地域では、作付制限を基本とする一方で、出荷前の全袋検査などを条件に作付けを認める方針を示していました。
これを受けて、100ベクレルを超える放射性物質が検出された福島県内の7つの市と町のうち、福島市や伊達市、二本松市など6つの市と町が作付けの意向を示したことから、政府は5日開かれた原子力災害対策本部で、これらの自治体での作付けを認めることを正式に決めました。
政府は、これらの自治体に対して、田んぼを台帳で管理することや出荷前の全袋検査などを義務づけており、条件を満たしたコメに限って出荷を認めるとしています。
今回、作付けが認められた田んぼからはおよそ2万トンのコメの収穫が見込まれるということで、政府は地元向けに検査機器の増強などの支援を検討することにしています。
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