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3県食品で放射性セシウム新基準超
4月5日 0時10分

3県食品で放射性セシウム新基準超
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今月から基準が厳しくなった放射性セシウムの食品検査で、千葉県の一部の地域で生産されたタケノコなど、3つの県の食品から基準を超える放射性セシウムが検出されました。
新しい基準を超えたのは初めてですが、いずれも出荷が自粛されるなど、市場に流通することはないということです。

厚生労働省によりますと、千葉県木更津市で生産されたタケノコからは、新しい基準の1キログラム当たり100ベクレルを超える120ベクレル、市原市のタケノコからは110ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
また、宮城県村田町の原木を使って育てた露地栽培のシイタケからは350ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
これらの食品は出荷が自粛されているため市場に流通することはないということです。
このほか、福島県では検査のためにいわき市沖で採ったコモンカスベなど10種類の水産物からも最大で640ベクレルの放射性セシウムが検出されましたが、福島県では現在、漁は行われていないということです。
新しい基準は、今月1日から適用され、野菜や米などの「一般食品」は、これまでの暫定基準値の5分の1の1キログラム当たり100ベクレルなどと大幅に厳しくなりました。
これを受けて各地の自治体で行われている検査で、新たな基準を超えたのは初めてです。
政府は、地域的な広がりがあることから、千葉県の市原市と木更津市で生産されたタケノコについては、出荷停止の指示を検討することにしています。

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