思えば、鉄道に乗っている時の時間の経過は、このヨーテボリまでの間が一番長く感じた。
ヨーテボリ中央駅で降りると、あたりは薄暗くなっていた。
ヨーテボリは、スウェーデン第二の都市と言われているようで、比較的大きな町。とは言っても、中央駅周辺を見るだけでは、とても小さい町のように思える。
ヨーテボリは、泊まったホテルのスタッフが素晴らしくって、朝部屋の外に出た時、掃除してる女の子が、とっても高い声で「ハーイ」と挨拶してくれて、それがとても可愛くて、またヨーテボリに来ようと思った。たぶん、スタッフ変わってそうだけど。
さて、da Matteoというコーヒーショップがヨーテボリには3店ある。ヨーテボリのこのコーヒーショップは、閉店時間が比較的早い。週末というのがそれに追い討ちをかける。そのため、到着した日はホテルでゆっくり過ごして、翌朝行くことにした。都合、1店のみ。ぼくが行ったのは、da Matteo Viktoriapassagen. Magasinsgatanにあるお店のほうは、パン工房と焙煎所になっているようで、今度はそっちに行きたいなと思った。そして、Magasinsgatanのお店は、Swedish Aeropress Championship 2012の舞台でもある。
da Matteo Viktoriapassagenは朝10時オープンで、オープンしたばかりの頃に行ったので、お客さんはそれほど来ていなかった。11時を過ぎると、かなり賑わってきてたみたい。
まずは、エスプレッソを注文。
ジャスミンを思わせるフローラルな香り。おそらくエチオピアのコーヒーが入っている。
そして、メニューを見て、意味がわからなかったものがあったので聞いてみた。
"DRYGG"というのが、業務用コーヒーメーカーで抽出したもの。"DROPP"っていうのが、ハリオのドリッパーV60で入れたものなんだそうだ。
この時コーヒーをいれてくれたバリスタは、私は、DROPPのほうが好きなのと言っていた。
コーヒーを入れている時に、良い香りがふわって立ち上がってくるからだそう。
一番好きなのは、「これ」と言って、エチオピアのコーヒーを指差してくれた。
そうして入れてくれたのは、コロンビア・ナリーニョのコーヒー。赤いベリーの印象のあるコーヒーだった。
スウェーデンの町って、いいなーと思った。町の形が良いんだろうか。そして、人々もなんとなくおおらかな印象というか、ぼくが(たまたまではあると思うけど)バリスタと一番話ができたのもDa Matteoだったりするし、心と心が握手しているような感じになった。
そして思った、また来ようって。
da Matteo Viktoriapassagen
Södra larmgatan 14, 411 16 Göteborg
http://www.damatteo.se/