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今年の四回生、いまちょうど卒論提出時期ですけども、ひとりの女子が「大学生の恋愛と結婚の意識」みたいなテーマでアンケートとって卒論書いて、これも面白かった。
自由記述アンケートをかなり詳細に分析してカテゴリー化してるんだけど、へえと思ったのが、 男女それぞれいろんなことを書いてるんだけど、比較してみると女子の答えの量そのものが、男子よりも圧倒的に多いのね。「理想の恋愛と結婚の姿を何でも自由に書いてください」って言われても、男子は何も書けないのよ。右も左もリベラルも保守も男女平等主義者も女性差別主義者も、いろんなベクトルの奴がいるんだけど、その男子全員に共通するのが、女子よりも文章の量がかなり少ないっていうことだ。
要するにハタチそこそこの男子の意識なんかそんなもんで、家族とか結婚とかっていう、人生のなかでもかなり重要なことを、真面目に考えたこともないし、考えさせられるような経験をしたこともないし、社会から考えるようにしむけられることもないし、人から考えるように要求されることもないし、「理想の 相手は?」って聞いても、マジで大部分が「ロリ顔巨乳」って答えるような感じですよ。
これは別に女性を性の対象としてしかみてないとか、女性差別とか、まあそういうこともあるかもしれませんけども、そうじゃなくてもっとレベルの低い話で、ようするにこいつらまるで何も考えてないんだよね! スでほんとに何も考えてませんよ! ていうか、情報がないんだよ!
そうそう、情報がないんですよ。ゼミの男子と飲んでると、かなりモテてる奴でも、彼女がいてちゃんと付き合ってる奴でも、なんていうかな、そもそも「女子」という存在そのものについての情報を、まるで持ってない。
なんていうか、幼稚園児ぐらいから二十代にいたるまでの「男子の世界」「男子の文化」のなかに、女子に関する情報がまるで無いんですよ。そう思いませんか? なんていうか、「グラビアアイドルとおかん」しか知らんまま大人になるっていう感じ。
というわけで、関大と大阪女子大と龍谷大で毎年「理想の結婚アンケート」みたいなことをやってるんですが(今は担当授業が民族問題論なので授業中に できなくなっちゃったけど)、これめちゃくちゃ面白いんだけど、そのうちアップしましょか? 男子は全員アホやし、女子は全員ありえへんほど身勝手なこと 書いてます。
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source:sociologbook | 2009/01

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「悪口って、本人から直接言われても、間接的に聞かされても、
いい気持ちしないよね」
「うん」
「このとき感じた不快な気持ちを100%とすると、その内
・10%→相手の悪口によって引き出されたもの
・90%→小さい頃から溜め込んできた自分の問題
と言われているの」
「えっ! そうなの」
「うん。例えば同じ悪口を聞いても、気にする人としない人がいるでしょ」
「そうだね。でも、どうしてあんなこと言うんだろう?」
「『90対10の公式』を逆の立場から見てみようか。
90%が自分の問題ということは、
悪口を言う人は、自分の問題を語っているということにならない?」
「あっ、そうか!」
「つまり、自分の嫌っている点やこだわりを他人に映し出し、
実際は自分自身を表現するという、カミングアウト」
「じゃあ、気にしなくていいの?」
「ええ。だいじょうぶ。
10%は、自分の言動を振り返り、
残り90%は、相手の問題という見方をすれば、
悪口に呑み込まれずにすむわ」
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source: だいじょうぶ|読書セラピー (幸せのページ)

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学んでない人は、学ぶ姿勢がない。学んだ人は我慢がきく。これは、本当に本当。答えが出ない時間を受け入れられる。学んでいない人は、答えがすぐに出ないといらつく。
肩書きがある方、という言い方は好きではないが、努力して、上まで上がった方ほど、考えることが習慣づいているので、考えることを厭わない。(これは肩書きがない人は努力ができないという意味ではなく、肩書きがあった人は比較的努力をする人が多い、という意味。学歴主義でも、肩書き主義でもない。)
反対に、学ばない出来てしまった、学校の勉強なんて嫌いさ、勉強なんて何の意味がある。という人ほど、まずは「考える」ということがどういうことかということが解らないと前に向けない。奥様でも、「私、お勉強が好きで、昔から本を読んでいたのよ。」という方は、解らなくても学ぶ、キレずに学べるが、「私ー。昔遊んでばっかで、勉強なんて全然したことなーい」という方は、比較的キレやすい。「解るように教えてよ!」とヒステリックに叫んでしまう方はそういう傾向がある。
直線思考、というところでも書いたが、すぐに答えをほしがるので、キレてしまう。
ご紹介したエントリとは少し違うが(犯罪ではないので)がまん、ということを知らないという点では同じかと。
その我慢は、考える時間と似ているんじゃないかな、と思う。
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source:使いやすさを考えてみる。(アクティブシニア・シルバー層の現場から): 老人はキレやすいの?

“ 最近、ちょっとゾッとした事に気がついたのですが。
昔、自分が子供だった頃、例えばドラマとか、漫画とか、映画の世界で「ダメな大人」の印象って「うだつの上がらない安月給サラリーマン」という描かれ方をされていませんでしたか?上司に怒られ、得意先でペコペコして、家では奥さんに粗大ゴミ扱いされ、娘や息子にダメオヤジ扱いされ・・・
ですが、今の時代だとそれが「ニート」にあたってしまうという・・・つまり、サラリーマンにすらなれない、むしろ家族が養える正社員になれることが勝ち組、みたいな時代という。ちょっと前だと考えられない状況ですよね。
以前統計で30代までの成年男子の1/3が派遣、もしくはアルバイトなど不安定な生活を強いられている、というのを聞いたことがあります。むしろ、働きたくとも仕事がなく、結果ニート生活を強いられ、その高齢化が急速に進んでいる、という状況になっているらしいです。
じゃあ、実際働いている人が手が空いているのか、というと、逆にサービス残業を強いられたり、違法な過酷労働に自殺者が出たり。コストを安く上げる事に 血道を上げた結果、人手が足りないのに人を雇わない、という矛盾が負のスパイラルになって日本全体を覆っていると言うか・・・
あの頃、ダメな大人の象徴であった安月給サラリーマンが、今や安定したエリートに近い存在とは・・・
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source:ダメな大人の表現が変わった・・・ – FANTA-G – 楽天ブログ(Blog)