「ピンクスライム」騒動で破産、牛肉加工処理のAFAが申請
4月2日(ブルームバーグ):投資会社ユカイパ傘下で、牛ひき肉加工処理を手掛ける米AFAフーズは、連邦破産法の適用申請を行った。一部資産の売却も計画している。米国で通称「ピンクスライム」と呼ばれる加工食肉がメディアで取り上げられたことを受けて、同社製品への需要が落ち込んでいた。
同社は2日、デラウェア州ウィルミントンの破産裁判所に連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請。申請書類には資産が2億1900万ドル(約180億円)、債務は1億9700万ドルと記載されている。
AFAと競合する米ビーフ・プロダクツは、「ピンクスライム」に対する消費者の懸念が高まったことを受け、3工場で生産を一時停止した。「ピンクスライム」は、牛赤身肉の切り落としを病原菌などを殺菌するため水酸化アンモニウムで処理した食材。ビルサック農務長官はこの「ピンクスライム」について先月28日、安全性に問題はないと発言している。
原題:AFA Foods Files for Bankruptcy Citing ‘Pink Slime’Coverage (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Wilmington, Delaware Phil Milford pmilford@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:John Pickering jpickering@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/02 23:53 JSTニュース一覧
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