関西電力労働組合が「原子力発電所の再稼働は不可欠である」との文書を民主党議員らへ送付し圧力か
2012.04.05 03:50:00 記者 : 東京プレスクラブ カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : 大阪改革 東京プレスクラブ
関西電力労働組合が「原子力発電所の再稼働は不可欠」などと書いた文書を民主党議員らに送っていたことがわかりました。民主党には労働組合の支援を得て当選した議員もおり、労組から原発再稼働に向けて前向きなメッセージが書かれた文書を送ることにより議員らに圧力をかける目的がある可能性も考えられます。
PDF版:今冬の「節電のご協力」に対する御礼(関西電力労働組合)
以下、書き起こし
今冬の「節電のご協力」に対する御礼
平成24年3月26日
関西電力労働組合拝啓 貴組織におかれましては、益々のご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は私どもの諸活動に対しましてご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。さて今冬、関西電力株式会社は、昨年12年19日から3月23日まで、関西電力供給区域の皆様に「節電のご協力」をお願いしておりましたが、皆さま方の多大なるご協力により、何とか大事に至ることなく電力供給の責任を果たすことができました。改めて、労働組合の立場からも感謝申し上げます。
関西電力株式会社は、今春につきましても、数値目標は掲げませんが、ご無理のない範囲で、引き続き節電、省エネのお願いを致しており、皆さまにご不便とご迷惑をお掛けすることを当該労組としても重く受け止めております。
私どもは電気事業に携わる労働組合として、電力の安全・安定供給に向け、精一杯取り組んで参りますが、電力がご家庭や企業活動など国民生活へ大きな影響を及ぼすことを鑑みれば、安全が確認された原子力発電所の再稼働は不可欠であると考えております。そのために、より一層、皆さまにご安心いただける対策の遂行に最大限の対応を行ってまいります。
今後とも皆さまのご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具
[情報提供:大阪プレスクラブ]
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